~施設から情報発信ができるなんて、今までにないサービスだと思いました~
日介ケアセンター六町 (左から二人目)施設長 荻田佳奈枝 様 (以下、敬称略)
荻田:
平成23年12月1日に「日介ケアセンター六町」は1階が認知症対応型デイサービス(定員12名)、
2階・3階は認知症高齢者グループホーム(定員18名)をオープンしました。
日介ケアセンター六町は“ゆったり、まったり・・・こころ豊かに”をモットーに、今までの「なじみ」の生活を大切に、
「温かく心地よい場所」と「こころ豊かな生活」を目指して、地域とのふれあいを支援しております。
平成24年8月には、認知症進行予防「学習療法」プログラムを導入し、今は1年が経過しました。
導入当時は、職員によっては「時間を取られてしまうけど・・・ほんとうに改善するの?」との声もあがりましたが、
帰宅願望の強かったご利用者が落ち着いたり、ご利用者同士で会話が弾んだり、
積極的な行動が増える状態の変化に、「ご利用者のできそうなこと」に着目できるようになりました。
ご利用者が忘れてしまわれた日常生活・社会生活・笑顔を学習療法によって、認知症をあきらめない!!
ご利用者と共に感動の毎日です。
開所当初は、職員たちはただ職員としての意識でご利用者と接していたため、ご利用者との間に見えない壁ができていました。
しかし、ご利用者として見るのではなく、「家族」として接することの大切さを繰り返し繰り返し職員に説き伝えました。
そうしたことで、デイサービスとグループホームの分けなく、施設全体で気持ちの共有ができてきました。
そうした職員の意識の変化に、ご利用者の様子もだんだんと変化していき、
今では「六町に行きたい!」というお声を頂くようになってきました。
荻田:
日介ケアセンター六町では、現在進行形でIT化を進めているところです。
併設のグループホームに往診対応していただいているクリニックからご提案があり、
チェックシートから介護記録・業務日誌・連絡帳を無駄なく無理なく作成出来るシステムを、つい最近ですがグループホームに導入いたしました。
まさに医療との情報共有・連携が可能となり、ご利用者の特変時の対応がスムーズになるものと期待しております。
今後はデイサービスについても、同様のシステムの導入を進めていきたいと考えています。
荻田:
けあたすを説明いただいた時にピーンときました。(笑)
施設から情報発信ができるなんて、今までにないサービスだと思いました。
今後はきっと、ケアマネさんがパソコンで情報収集する時代になりますから。
荻田:
けあたす導入後、ケアマネさんから「けあたすを見ました。学習療法とはどんな事をするのですか?」等の問合せをいただき、
少しずつですが宣伝効果が出ていることを感じています。
業務に追われなかなか更新できていないですが、今後はまめにやりたいと思っています。
荻田:
施設の情報発信になるので、日常業務が活性化してきました。 どんなにいいものでも使いこなせなければ意味がないので、日介ケアセンター六町では職員の意識改革を徹底しています。 ITに苦手意識のある職員がいるのは事実ですが、出来なければ辞めてもらう位の覚悟で取り組んでもらっています。 そして、職員同士が教えあいながらお互いを補っていくことで、 施設全体の信頼関係が向上していくという効果も生まれているように感じています。
荻田:
先ほども申し上げましたが、これからの介護業界はケアマネさんから連絡があってから営業に行くのではなく、
ケアマネさんが見たい情報をご自分で取りに行く時代が来ると考えています。
また、ケアマネさんのみならず、家族・地域の方に見ていただけるようになってほしいですね。
そういう意味で、けあたすはまさに「これからのサービス」だと期待しています。
日介ケアセンター六町
〒121-0062 東京都足立区南花畑3-33-1
TEL:03-5831-6963
FAX:03-5831-6965
毎月の外出レクリエーションでは色々な場所を企画、毎日の食事はすべて手作りで提供させていただき大変好評です。
お天気の良い日は、デイ・グループホームの皆様と地域へのお散歩を欠かしません。