けあたす 利用施設様の声

利用施設様の声 第4回 デイサービスなごみの森 野毛公園 様

~ご利用者様にデイサービスやなごみの森を知っていただくツールとして、
非常に見やすくてわかりやすく作られていると思います~

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デイサービスなごみの森 野毛公園 (右から2人目)事業部長 牧野協一 様 (以下、敬称略)

(インタビューは2013年8月に行われました。)

御社のプロフィール、介護事業への取り組み・お考えなどをお聞かせください。

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牧野:

 デイサービスなごみの森 野毛公園は平成23年2月1日に開所いたしました。 開所の経緯といたしましては、もともとデイサービスなごみの森 世田谷中町 (ウェブサイトはこちら)がありまして、 そちらに管理者として勤めておりました。
 しかし、世田谷中町事業所だけでは全てのご利用希望者をお受けできない状況や現代の介護事情も相まって、 新しい事業所を望まれる声が次第に大きくなりました。 そこで皆様のご要望にお応えして、場所は近いのですが、 同じ地域のご利用者様・ご家族様・ケアマネジャー様にご利用いただくために野毛公園事業所を立ち上げました。
 世田谷は要介護者や居宅介護支援事業所が非常に多いところですが、こういった状況に施設が追い付いていないという現状がありますし、 地域性からなのか有料老人ホームひとつとってもご利用料が高額なところが多いです。 もちろん高額な施設に入ることが可能な方もいらっしゃいますが、 一方でご利用料金を出来るだけ抑えたいということで、私どもを選んでいただいている現状がございます。

 また、私どもはお泊りデイということで、宿泊オプションを提供させていただいております。 これは、日頃から利用の少ない施設でショートステイを1週間、2週間と過ごすと、 その施設ではご利用者様の状況理解がそれほど深くないために、ご利用者様がご自宅へ帰っていらしたときに認知症状が進んでいることが非常に多かったことが挙げられます。
 そういった意味でも、日頃からご利用いただき馴染みのあるデイサービスにおいて「プラスアルファ」でお泊りを年に数回ご利用いただいたりですとか、 定期的に毎週末ですとか、ご家族様も適度に休息をとり、在宅介護を出来る限り継続していきたいということがありますので、 その間だけ、ということでお受けいたしております。


お盆休み中はかなりお泊りサービスのご利用があったのではないですか。

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牧野:

 はい。ご予約自体も事前にかなりいただいておりました。実際には6月ぐらいからご予約が入り始めました。
 本来はケアマネジャーを通して、毎月居宅サービス計画のもとご利用のお申込みをしていただくのですが、 冠婚葬祭やご旅行、出張など事前に予定が立っているケースが往々にしてありますので、予約慣れしているご家族様ですと、 とりあえず仮で押さえておいてほしいというご要望をいただきます。


そういった場合、宿泊のみの利用なのですか。それともデイサービスの利用が前提ですか。

牧野:

 デイサービスのご利用が前提となります。
 ご利用者様にはご説明しているのですが、あくまでデイサービスの「オプション」ですので定期的なデイでのご利用がメインであることと、 たまに年に1回この時期だけご利用になりたいという方もいらっしゃるのですが、 普段からご利用いただいている方に比べ、どうしても優先順位が低くなってしまいます。
 ご利用者様のお命を預かる身としては、ホテルみたいにお受けできるわけではないので、 週1回でも定期的なデイサービスのご利用をお勧めさせていただいております。


ご苦労なさっていることや、やっていてよかったなということはありますか。

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牧野:

 開所して初めのころは、小規模型施設ということでご利用者様との距離も近いですし、施設自体もこういう家屋を使っていますので、 なかなか職員の介護に対する意識、プロフェッショナルとしての意識が高まってこない、なかなか自分自身を律することができない職員がいたのは事実です。
 ですが、その中で現在残っている職員は、ご利用者様のことを第一に考えて、 大きい施設では出来ないような外出プログラムであったりですとか、小規模ならではの利点を追及している生え抜きの人材ですので、 今現在はまだまだ勉強不足な面もありますがよく頑張っていると思います。
 私自身は大きい施設での経験があるのですが、人員不足でかなり忙しいということもあり、 ご利用者様との距離がなかなか縮めることができずに「申し訳ない」という思いが日々ありました。 なごみの森 野毛公園はご利用者様10名に対して職員も4名程度配置しており、通常の大きい施設に比べてある程度人員をまかなえていますし、 ご利用者様と一緒にレクリエーションをやったり、お食事も「美味しい!」という一言をいただいたりと、やっていて本当によかったなと思います。

 小規模施設ということで、ご利用者様のご要望にすぐにお応えしやすいという環境です。 ご利用者の中には、なかなか外に出られないという方も多くいらっしゃいます。 散歩は通常のデイサービスでもやっているのですが、なごみの森 野毛公園では他にも外出をするようにしています。 どうしても大きい施設ですと、稟議書を上げて、さらにその日の全ての計画を立てて・・・としなければならないことからすれば、 私たちの得意とする「ご利用者様のニーズに対する小回りの良さ」を生かせているのではないかと思っております。
 ご利用者様も以前はお買い物に出られたのにご自分の足が悪くなったりですとか認知症状が進んだりですとか、 家から出られなくなったということもあって、わたしたちがそういったご支援をして差し上げると、 昔を思い出されたりですとか、近所の人の顔を見て喜ばれたりとか、そういう状況を垣間見るのも「やってて良かったなぁ」と思う瞬間ですね。 過去には東京タワーや羽田空港にも行きました。実は、ご利用者様に出身地の鹿児島に行きたいと言われたのですが、鹿児島には連れていけない。(笑) じゃあ、羽田空港までならいいですよということでお連れしました。また、海を見たいと言われれば横浜に行ったりということもございます。 もちろんご家族様やケアマネジャーにはお話しています。 あくまでもデイサービスですので、すぐ隣にある等々力渓谷や等々力不動尊が散歩のメインコースではあります。
 しかし、誰だって外に出て気分転換しますし、意欲的にお散歩をして足腰鍛えるということもあります。 また、現在は情報化社会ですからテレビをつければ、例えばお祭りなどの様子が映りますと、人間ですから以前を思い出したりして当然行きたいと思います。
 そういったご要望を少しでもかなえられればと思っています。


IT化には後進的といわれる介護業界ですが、ITの必要性は感じていますか?またどの部分に一番の必要性を感じていますか?

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牧野:

 今現在はどうしても電話でのやりとり、口頭でのやり取りというのが実情です。
 ですが、現場の記録物に関しては、当然IT化は必要だと考えています。 医療業界ではドクターがつける記録が患者様・ご家族様や第三者にわかりづらいということも理由の1つとして、PCでの記録に移ってきたように聴いております。 同じように私ども介護業界でも記録物を公開していくということは当然必要なことですし、 それに関しては、もう少し介護業界全体的に整理整頓したものであることが必要だと現場では考えています。
 ただ、管理者業務、実績管理や請求管理に関しては現状満足ではありませんけれども、今すぐ変えるのは難しいのかなとも思っています。

将来的にはIT化の必然性は高まっていくということでしょうか。

牧野:

 そうですね。


実際にけあたすをご導入・ご利用いただいたご感想をお聞かせください。

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牧野:

 けあたすは、ご利用者様にデイサービスやなごみの森を知っていただくツールとして、非常に見やすくてわかりやすく作られていると思います。
 日本は高齢化社会でご利用者様のお子様が60代70代ということケースも少なくありませんので、 まだまだホームページを閲覧して情報を集めるというところには至ってないのかなと思いますが、 団塊の世代が高齢化に差し掛かった時に、自分たちで介護業界を調べていこうという動きがきっと出てくると思います。
 その第一歩として、けあたすのようなものが必要なのではないでしょうか。


けあたすをご利用いただき、業務にどのような効果や変化があったかをお聞かせください。

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牧野:

 けあたすを見てご利用者様、多くはご家族様からですが、直接なごみの森に連絡が来ることがあります。
 やはり、介護業界自体といいますか、介護保険制度自体がまだまだ日本に浸透し切れていないところがありまして、 「うちの親について施設を利用したいんだけれど、どうしたらいいのでしょうか。」というように、 まだケアマネジャーもついていない状態でご相談されることがありますので、介護を知る意味でのツールとしていいかなと思います。
 今のケースでは、ご家族様に対してケアマネジャーの紹介をすることになりました。


今後、けあたすに期待することをお聞かせください。

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牧野:

 これは介護業界に限らず、世の中の全体的な流れだとは思うのですが、 今話題のLCCもそうですし旅行会社もそうですけれど、 やはり介護施設もホームページからの申込み、将来的には空き状況の確認と申込みが出来るようになってくるのかなと思います。 そういった点では、使い勝手をさらによくすることが大切ですね。
 今申し上げたような業態ですと、個人と会社の契約になりますが、 介護保険は間に行政が入ってきますので・・・うまく表現はできないのですが、 そことも連携をし情報を共有する形ですとか、 私どもとご利用者様とのやり取りだけではなくて、 行政も間に入って介護保険の業務をしっかりと出来るようにするとか・・・ 将来的にいろいろとできるようになればと思いますけれど、なかなか難しいのかなとも思います。(笑)


私どもも、今後の介護保険の動向を見据えながら、様々な提案をしていきたいと考えております。
本日はどうもありがとうございました。

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デイサービスなごみの森 野毛公園
〒158-0092 東京都世田谷区野毛1-14-11
TEL:03-5752-2533
FAX:03-5752-2534

ご利用のご相談や在宅介護についてのご相談など、
出来る限りお応えして参りますので、どうぞご遠慮なくご連絡下さい。

株式会社ダイオウケア 利用施設様の声



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